あけましておめでとうございます。鉋の練習(3~4回目)

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

鉋の製造練習はまだまだ続くので、書いていきます。

前回までのはこちらです。

ちなみに現在は7回目の練習に入っているので、3, 4回目はだいぶ前の話です。

3回目(第23ロット)

2回目の練習では鍛接NGが4枚があったので、鍛接の仕方をさらに工夫することで、鍛接不良は1枚だけになりました。

製造した鉋刃このような感じです。

寸八
寸六・寸四

判定結果は以下の通りです。
※一番右端が総合判定です。

総合判定合格率は前回の25%から40%に改善されました。

厚み不良と鍛接不良がともに大きく改善されたことで、合格率は上がったものと思われます。

この回からハンマーの金型を自分用のものを使用しています。

次回の課題は裏の形状不良が多いので、その点を重点的に改善しなくてはいけません。

4回目(第24ロット)

今回の練習では裏の形状を整えることと、カエサキ部を少し薄くすることです。

カエサキ部を少し薄くするのは、焼き入れで鋼が裏側に反ることで、表なじみ側が刃先-カエサキ部-頭が直線になりません。そこでカエサキ部を少し薄く作ることで、表なじみ側が一直線になるようにすることが目的です。

寸八
寸六・寸四

判定結果は以下の通りです。
※一番右端が総合判定です。

総合判定合格率は前回と変わらず40%でした。

課題としていた裏の形状ですが、前回からあまり改善されませんでした。

改善方法として、ペーパー車で裏を磨く前に歪みを取りました。

歪みを取っていなかった前回と比べて、ペーパー車の当てすぎで生じていたカエサキ部の段差はほぼなくなりましたが、裏の形状はあまり変わりませんでした。

まだまだ改善する方法を探らなくてはいけません。