たがねを作りました。(完結編)

前回の投稿から時間が空きましたが、先日作ったたがねが完成しました。

前回は角柱にするところまでを投稿しましたが、その後グラインダーでたがねの形状に整形し、硬くする熱処理である焼き入れ、割れにくくする熱処理である焼き戻しを行った後、研いで完成しました。焼き入れ、焼き戻しは説明すると長くなるのでいつか別の投稿で詳細をお伝えできればと思っています。

完成したたがね

以下が完成したタガネです。10本程度作りましたが似た形状のものは除外して写真を撮りました。左から甲丸・毛彫り・細めの甲丸・与板でよく使われている形状(以下、“与板のもの”)の4つです。各たがねの下にそのたがねで彫った線があります。

作ったたがねとその彫り跡

甲丸・毛彫りは彫る金属を削り取っていくことで線を描きますが、与板のものはコツコツと叩いて潰していくことになります。師匠の製品は右端の与板のもので銘を彫ってあるので鎚で叩いた跡が線上に残っています。味がありますね。

甲丸は彫った跡が曲面状に、毛彫りは三角状に彫ることができます。

さて甲丸・毛彫りを使ってみた感想ですが、連続して同じ太さ・深さで彫るのが相当難しかったです。細めの甲丸はある程度安定しましたが、左端の大きな甲丸で深い線を彫ろうとした際は、一度に掘り出す量が多くなってしまうため安定しませんでした。。。また曲線を彫る際は線上に細かい傷のようなものが残りあまりきれいに仕上がりませんでした。

与板には彫金屋さんがいなくなってしまい詳しく教えてくれる人がいないため、独学でやるしかありません。Youtubeや本を見て勉強しようと思います。今後削ろう会などでお会いした際に詳しい方はいろいろと教えてくれると嬉しいです。

今後は鉋を作っている様子も上げていきます。

それでは。