小森小鉋製作所

秀樹とみどりとおじで
小森小鉋製作所

小森小鉋製作所について

小森小鉋製作所は代表の小森秀樹(写真右下)、妻のみどり(写真右上)、おじ(弟)の正樹(写真左上)で操業しています。

父、祖父共に鉋を造る鍛冶職人。一家総ぐるみで鍛冶の仕事に携わってきた小森の家風を受け継ぎ、現在も夫婦そろって仕事場に入り、各々の持ち場を分担しています。

秀樹・正樹ともに伝統工芸士になりましたが、代表の秀樹は自主的に返上しました。

小森小鉋製作所で主に小鉋の刃を製造しており、サイズは5分(15mm)以上の鉋を展開しています。種類としては平鉋、豆平鉋、際鉋、豆際鉋、反鉋、面取り鉋、内丸・外丸鉋、台ならし鉋(立鉋、立際鉋)、南京鉋などを製作しています。

代表(秀樹)経歴

昭和27年 与板に生まれる
昭和46年 三条市の金物卸問屋へ就職し、修行
昭和49年 父の跡を継ぎ、三代目となる。
平成13年 伝統工芸士 認定
平成20年 伝統工芸士 返上

ギャラリー

小森小鉋製作所の製品

豆平鉋

建築において柱などを加工する際に使用される平鉋と形状は似てますが、比較的小さなものですが、どのサイズから豆平鉋と呼ばれるかの明確な基準はありません。

豆際鉋

豆際鉋(まめきわがんな)は段付き加工をする際に使用されます。

際鉋

際鉋(きわがんな)は豆際鉋と同様に段付き加工をする際に使用されます。豆際よりも大きいです。

面取り鉋

面取り鉋は板材の鋭角部を45度に切り取り(面取り)する際に使用されます。

内丸・外丸鉋

内丸鉋は円柱や凸曲面の加工に、外丸鉋は円柱部材がとりつく箇所などの凹曲面の加工に使用されます。

台ナラシ鉋

台ナラシ鉋は刃が台に対して垂直に取り付けられた鉋で、鉋台の調整などに使用されます。

南京鉋

南京鉋は通常の鉋とは異なり、木の目に沿って鉋刃が仕込まれます。主に家具などの曲線部分を削るのに用いられます。